こんにちは、村田亜衣です。6本目の今日は、AI社員の話です。
きっかけは「かっこいいから」
最近よく聞く「AIエージェント」。AIに社員みたいに仕事を任せる、というやつです。正直に言うと、最初の動機は「なんかかっこいいから、うちもやりたい」でした。
それでClaudeに「AI社員を作るのってどう思う?」と聞いてみたら、意外な答えが返ってきました。
実はもう、半分できています。
毎朝の「今日やることリスト」づくり、毎月の給与計算の準備、月会費の入金確認。これまで「毎月これやって」と頼んできた仕事が、決まった日に勝手に動いていたんです。私はそれを「自動の仕事」くらいにしか思っていませんでした。でも見方を変えれば、もう社員が働いていたわけです。
名簿にしてみたら、6人いた
そこで、1人ずつ名前をつけて名簿にしてもらいました。見た目は、選手紹介カードみたいな黒とゴールドです。
- No.001事務員毎月の決まった作業が片付いているか、毎朝見張る。今日入社。
- No.002朝の秘書予定・メール・チャットを見て、今日やることをまとめる。
- No.003給与係毎月の勤怠表と歩合表を準備する。
- No.004集金係月会費がちゃんと取れているかを毎月確かめる。
- No.005大会速報係大会の日だけ出勤して、試合の時間をサイトに出す。
- No.006期限番解約や更新など、忘れると困る日にだけ出勤する。
- No.007良蔵メモ係うまく動かなくなって、いまは休職中。
- No.008サイト番このサイトの見回り係。採用予定。
休職中の社員までいるのが、我ながらちょっとおもしろいです。
1人に、仕事は1つだけ
ここでClaudeに言われて、なるほどと思ったことがあります。「何でもやるAI」を1人作るより、仕事ごとに係を分けたほうがいい、ということです。理由は4つありました。
- 何をやって、何をやっていないかが見える。何でも屋だと、「あれ、これってやってくれてたっけ?」がわからなくなります。
- 1人がこけても、ほかは止まらない。実際に、良蔵メモ係が止まっても、ほかの社員はふつうに働いていました。
- 任せる範囲を、係ごとに決められる。お金の係には、送信や支払いのボタンを押させない。こういう線引きを1人ずつにできます。
- 直すときも、その係だけでいい。締め日が変わったら、その係の手順だけ直せば終わりです。
人間の職場と同じですね。「全部できる人」に全部任せると、その人が休んだときに何もわからなくなります。
うちの社則は4つ
AI社員みんなに守ってもらうルールも決めました。
AI社員の社則
- 1人に仕事は1つ
- 報告は「やること一覧」の1か所だけにする
- 送信・支払い・削除の最後のボタンは、私が押す
- 私が使っているパソコンの画面を、勝手に動かさない
とくに3つ目は大事にしています。前回の請求書の話でも書きましたが、AIが速く正確に準備して、最後は私が確かめる。この形が、いちばん安心できます。
1人目の新人は「事務員」
今日は、新しく「事務員」を1人採用しました。仕事は、毎月の決まった作業が片付いているかを毎朝見張ることです。
請求書は月初、振込のリストは10日と25日、給与の資料は15日まで。毎月こういう締め切りが続きます。事務員は、終わっていないものがあれば、私の「やること一覧」のいちばん上に載せてくれます。終わっていれば、何も言いません。
地味ですが、「あれ、やったっけ?」をなくしてくれるのは本当に助かります。
かっこよさは、あとからついてくる
やってみてわかったのは、AI社員は「見せ方」の名前だということです。中身は、これまでコツコツ頼んできた自動の仕事と変わりません。
でも、名前をつけて名簿にしただけで、「誰が何をしているか」が一目でわかるようになりました。「かっこいいからやりたい」も、案外悪くない入り口だったと思います。
次は、このサイトの見回りをする「サイト番」を採用する予定です。事務員の働きぶりを1〜2週間見てから決めます。
「AIエージェントって難しそう」と思っている方は、まず毎月くり返している仕事を1つ選んで、それだけを任せる係を作ってみてください。社員が増えていくの、けっこう楽しいですよ。