こんにちは、村田亜衣です。
おととい、友だちが出産中の「引き継ぎ書」をClaudeで作ってくれた話を書きました。そうしたら、その友だちが「実際に作ったの、これだよ」と、本物を共有してくれました。
見てびっくり。引き継ぎノートが9ページ、それとは別に「お薬まとめ」が2ページ。思っていたよりずっと本格的でした。
家族の名前や学校、電話番号などはもちろん載せられないので、ぜんぶ伏せたうえで、「どんな項目が入っていたか」「どこがうまいか」を紹介します。真似したい人の参考になればうれしいです。
中身はこの12項目
引き継ぎノートは、上から順にこう並んでいました。
- 最初に読む完璧じゃなくていい、と守ってほしい3つ
- 子どもの基本情報学校・園、担任、アレルギー、体調を崩すときのサイン
- 緊急連絡先実家、病院、かかりつけ、学校、学童、保育園
- 平日の1日の流れ7時の起床から寝かしつけまで
- 朝の準備・持ち物・送り迎え曜日で変わる持ち物、置き場所
- 食事好きなもの、苦手なもの、朝ごはんの定番
- お風呂・寝かしつけ寝る時間、絵本、夜中に起きたとき
- 気持ちのケア機嫌が悪いとき、不安なときのサイン
- ママがいない間の工夫毎日のビデオ通話、手紙、ごほうび
- 学校・園との連絡欠席の連絡方法と締め切り時間
- 病気のとき休ませる目安、夜間の相談先、薬の場所
- 家事の最低ライン・声かけのコツやらなくていいこと、夫へのひとこと
「ゴミの日」や「上履きの洗い方」のような家のことと、「不安なときのサイン」のような気持ちのことが、同じ1冊に入っている。ここがまず、すごいなと思いました。
たとえば「平日の1日の流れ」はこんな表
いちばん「引き継ぎ書っぽい」と思ったのがこのページです。名前や施設名を黒く塗って、雰囲気だけお見せします。
| 時間 | やること | メモ |
|---|---|---|
| 7:00〜 | 起床・服を着る | |
| 7:10〜 | 朝食・歯みがき・トイレ | |
| 7:55 | 長男 登校班の集合 | 遅れるときは で連絡 |
| 8:00まで | 欠席・遅刻の連絡 | その日だけ。学校のフォームから |
| 9:00まで | 学童の連絡帳を更新 | 出欠と、1人で帰るかお迎えか |
| 9:30まで | 次男 登園 | お迎え時刻と迎える人を必ず入力 |
| 17:15 | 長男 学童から1人で帰る | 17:30を過ぎるとお迎えを頼まれる(暗くなるため) |
| 20:00 | 夕食を食べ終わる | 食べ始めから1時間以内が目安 |
| 21:30〜 | 寝かしつけ | ママがいないと不安が増えるので、寄り添ってあげてね |
※ 実物の一部を、個人が分かる部分を伏せて書き直したものです。
時間だけでなく、「メモ」欄に“なぜそうするか”まで書いてあるのがポイントです。「17:30を過ぎるとお迎えを頼まれる」のように理由が分かると、引き継がれた側も自分で判断できます。
うまいなと思ったところ
1. 最初のページで、ハードルを下げている
1ページ目の書き出しは「完璧にこなす必要はありません」。子どもが毎日ごはんを食べて、寝て、学校や園に行ければ十分、とあります。そのうえで「これだけは守ってほしい」を3つだけ。
家事のページにも「家が散らかっていても大丈夫です」。ぜんぶ書いたうえで、どこまで手を抜いていいかも書いてある。受け取る側はこれでずいぶん気が楽になると思います。
2. 子ども2人を「横に並べて」いる
基本情報、持ち物、食事、寝かしつけ。どの表も「項目 × 長男 × 次男」の形で、2人分が横に並んでいます。小学生と保育園児では、持ち物も連絡の方法もぜんぜん違う。並んでいると比べやすく、どっちの話か迷いません。
3. 連絡先に「ひとことメモ」がついている
電話番号だけの連絡先リストではなく、横にメモがついています。「熱が出たら、先に電話してから受診する」「朝は先生が子どもの対応で電話に出られないので、欠席はフォームから」。番号より、この一行のほうが役に立つ場面は多いと思います。
4. 気持ちのことまで書いてある
機嫌が悪いときの対処、不安なときのサイン(ぐずる、お腹が痛いと言う)。それから「ママは赤ちゃんを産むために入院している。ちゃんと帰ってくるよ、と繰り返し伝える」という声かけまで。
勉強表を1列やりきったら好きな折り紙を1枚選べる、毎日ママからの手紙を渡してあげてほしい、という工夫もありました。こういうのは、本人の頭の中にしかないものです。
5. 薬は「別の紙」に分けている
お薬まとめは、引き継ぎノートとは別の2ページ。子どもごとの飲み薬、熱が出たときだけ飲む薬、塗り薬、家族みんなが使える薬、に分けて、「薬の名前・何の薬か・飲み方」の3列で並んでいます。
| 分類 | 何の薬か | 使い方 |
|---|---|---|
| 長男の飲み薬 | 朝・夕の食後に1包 | |
| 次男の飲み薬 | 朝・夕の食後に1包 | |
| 熱のときだけ | 解熱剤 | 1回1包。次まで6時間以上あける |
| 塗り薬 | どこに、いつ塗るか |
薬の袋に書いてある難しい名前の横に、「咳をしずめる薬」「かゆみをおさえる薬」と、ふつうの言葉が添えてある。これならパパでもすぐ分かります。
6. 空欄を「あとで私が埋める」と書いている
実は、ところどころ空欄があります。そこには「空欄は私が入院前に埋めます」「実際の時間は私が埋めます」と書いてありました。
Claudeで先に枠を作って、中身は自分で埋めていく。全部を一度に完成させようとしないやり方です。前回の記事で書いた「最初から完璧に書こうとしないこと」を、そのままやってくれていました。
最後のページ
ノートのいちばん最後は、子どもたちへの声かけのコツ。そして、ご主人へのひとことで終わっています。
うまくいかない日があっても大丈夫。
あなたがいてくれるだけで、
子どもたちは安心できます。
※ 実物ではご主人のお名前が入っています。
9ページの表のあとにこの一行があるのが、とても好きでした。引き継ぎ書は「やることリスト」ですが、受け取る人を励ます手紙にもなるんだなと思いました。
まとめ
- 引き継ぎノート9ページ+お薬まとめ2ページ。家のことから気持ちのことまで12項目
- 理由つきのメモ、子ども2人を横に並べた表、薬は別の紙に。受け取る側が迷わない形になっている
- 「完璧じゃなくていい」「散らかっていても大丈夫」と、手を抜いていいところも書いてある
- Claudeで枠を作って、中身は自分で埋める
見せてくれて、そしてブログに書くことをOKしてくれて、本当にありがとう。赤ちゃんとの毎日、無理せずね。
家を空ける予定がある方は、ぜひこの12項目をClaudeに渡して「うちの場合で作って」と頼んでみてください。