こんにちは、村田亜衣です。
昨日の日記を書いたあと、ふと気になってClaudeに聞きました。「こんだけ動くのって、私、結構使いこなしてるのかな?」。そこで、Claude Codeを使い始めた8月12日から昨日までの記録を、全部数えてもらいました。
57日間の成績表
このほかに、大きな仕事のときにClaudeが呼ぶ「手伝い役」が6,249回動いていました。それも足すと、約2万8千回です。
1回頼むと、10回動く
「動いた回数」というのは、ファイルを開く、計算する、ページを読む、表に書き込む、といったClaudeの一つひとつの作業のことです。私が1回話しかけると、Claudeは平均で約10回、自分で手を動かしています。
たとえば昨日の朝は、こうでした。
- 「10日振込のやつやって」→ 毎月10日に払う分の振込リスト。私が話しかけたのは2回、Claudeが動いたのは30回
- 「柔術甲子園入賞の賞状作成したい。a4で柔術甲子園のロゴ入れる」→ 話しかけたのは14回、Claudeが動いたのは127回。印刷の注文まで進みました
「10日振込のやつ」で通じるのは、毎月の振込リストがどこにあって、誰にいくら払って、金額をどこから拾うのかを、Claudeがもう知っているからです。毎回一から説明していたら、1回では終わりません。
覚えさせていること、3つの層
前に「プロンプトの時代は終わった」という記事を書きました。上手な頼み方(呪文)より、文脈を渡すことのほうが大事、という話です。数えてみて、その「文脈」の正体がはっきりしました。私がClaudeに覚えさせているのは、この3つです。
決まり:どの仕事でも守ること
いちばん土台になる約束ごとです。たとえば、こんなことを書いています。
- できたファイルは、デスクトップではなく決まったフォルダに置く
- お金の支払い・送信・削除は、直前まで準備して、最後は私に確認する
- 私が使っている画面を、勝手に動かさない
- 専門用語を使わず、はっきりした数字で答える
メモ:仕事や人や道具のこと
「この取引先の書類はここにある」「このサイトはこうやって更新する」「デザインは黒×ゴールドが好み、パステルはNG」。仕事の中で分かったことを、1枚1テーマのメモにして残してもらっています。今は104枚あります。
手順書:毎月の作業のやり方
振込リスト、請求書、勤怠と歩合の集計、領収書、イベントの収支、パーソナルトレーニングの集計。毎月必ずある6つの作業は、手順書にしてあります。「10日振込のやつ」の一言で動けるのは、これのおかげです。
回数の移り変わり
2週間ごとに区切ると、こうなりました。メモの枚数は、その2週間の終わりの時点です。
| 期間 | 話しかけた | Claudeが動いた | 1回あたり | メモ |
|---|---|---|---|---|
| 8/12〜8/25 | 764回 | 7,084回 | 9.3回 | 43枚 |
| 8/26〜9/8 | 434回 | 5,271回 | 12.1回 | 55枚 |
| 9/9〜9/22 | 308回 | 4,524回 | 14.7回 | 81枚 |
| 9/23〜10/6 | 487回 | 4,320回 | 8.9回 | 100枚 |
最初の2週間は、764回も話しかけています。いちばん多いです。何をどこに置くのか、誰が誰なのか、全部を説明していた時期でした。
そこからメモが増えるにつれて、話しかける回数は300〜400回台に減り、1回あたりに動く回数は増えていきました。9月15日には手順書を3本まとめて作っていて、その翌日と翌々日が、57日間でいちばん動いた2日間です。
最後の2週間は、1回あたりが8.9回に下がっています。この時期はブログやデザインのように、見ながら「ここをもう少し」と短く何度も直す仕事が増えたからだと思います。回数だけを見ると下がっていますが、仕事の中身が変わった、というのが実感です。
覚えさせるときのコツ
57日やってみて、覚えさせ方にはコツがあると分かりました。
- 間違えたら、その場で「覚えておいて」。同じ説明を2回したら、それは覚えさせるサインです
- 毎月の作業は、一度いっしょに通しでやってから手順書にする。最初から手順を書こうとしなくて大丈夫。やりながら分かった落とし穴まで書き残してくれます
- 古くなったら書き換える。ルールが変わったら、メモも直してもらいます。ブログで良蔵さんを「代表」と書くルールも、本人の確認がとれて実名に変えました
- 止まってほしいところを決めておく。任せる範囲が広がるほど、「ここだけは私が押す」という線が大事になります
回数が多ければいい、わけではない
ただ、Claudeが動いた回数が多ければ上手、というわけではありません。同じ失敗をやり直して回数が増えることもあります。
使いこなせていると感じるのは、回数そのものより、短い一言で、思っていたところまで進んでくれるときです。昨日なら「この看板、AIっぽくて嫌」で直ってきたこと。支払いや送信の手前で、ちゃんと止まって待っていてくれたこと。
上手に頼もうとするより、
一度覚えさせたほうが、ずっと早い。
まずは、今週2回同じ説明をしたことを、ひとつだけClaudeに「覚えておいて」と言ってみてください。来週の自分が、少し楽になります。