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頼み方より、覚えさせ方。Claudeが2万回動いた57日間

 村田亜衣(マネージャー)

こんにちは、村田亜衣です。

昨日の日記を書いたあと、ふと気になってClaudeに聞きました。「こんだけ動くのって、私、結構使いこなしてるのかな?」。そこで、Claude Codeを使い始めた8月12日から昨日までの記録を、全部数えてもらいました。

57日間の成績表

私が話しかけた回数2,072回使った日は57日中54日
Claudeが動いた回数21,696回調べる・開く・直す・作る
1回頼むと約10回Claudeが自分で動く回数
いちばん動いた日1,209回9月16日・話しかけたのは100回

このほかに、大きな仕事のときにClaudeが呼ぶ「手伝い役」が6,249回動いていました。それも足すと、約2万8千回です。

1回頼むと、10回動く

「動いた回数」というのは、ファイルを開く、計算する、ページを読む、表に書き込む、といったClaudeの一つひとつの作業のことです。私が1回話しかけると、Claudeは平均で約10回、自分で手を動かしています。

たとえば昨日の朝は、こうでした。

「10日振込のやつ」で通じるのは、毎月の振込リストがどこにあって、誰にいくら払って、金額をどこから拾うのかを、Claudeがもう知っているからです。毎回一から説明していたら、1回では終わりません。

覚えさせていること、3つの層

前に「プロンプトの時代は終わった」という記事を書きました。上手な頼み方(呪文)より、文脈を渡すことのほうが大事、という話です。数えてみて、その「文脈」の正体がはっきりしました。私がClaudeに覚えさせているのは、この3つです。

決まり34行どの仕事でも守ること
メモ104枚仕事や人や道具のこと
手順書6本毎月の作業のやり方

決まり:どの仕事でも守ること

いちばん土台になる約束ごとです。たとえば、こんなことを書いています。

メモ:仕事や人や道具のこと

「この取引先の書類はここにある」「このサイトはこうやって更新する」「デザインは黒×ゴールドが好み、パステルはNG」。仕事の中で分かったことを、1枚1テーマのメモにして残してもらっています。今は104枚あります。

手順書:毎月の作業のやり方

振込リスト、請求書、勤怠と歩合の集計、領収書、イベントの収支、パーソナルトレーニングの集計。毎月必ずある6つの作業は、手順書にしてあります。「10日振込のやつ」の一言で動けるのは、これのおかげです。

回数の移り変わり

2週間ごとに区切ると、こうなりました。メモの枚数は、その2週間の終わりの時点です。

期間話しかけたClaudeが動いた1回あたりメモ
8/12〜8/25764回7,084回9.3回43枚
8/26〜9/8434回5,271回12.1回55枚
9/9〜9/22308回4,524回14.7回81枚
9/23〜10/6487回4,320回8.9回100枚

最初の2週間は、764回も話しかけています。いちばん多いです。何をどこに置くのか、誰が誰なのか、全部を説明していた時期でした。

そこからメモが増えるにつれて、話しかける回数は300〜400回台に減り、1回あたりに動く回数は増えていきました。9月15日には手順書を3本まとめて作っていて、その翌日と翌々日が、57日間でいちばん動いた2日間です。

最後の2週間は、1回あたりが8.9回に下がっています。この時期はブログやデザインのように、見ながら「ここをもう少し」と短く何度も直す仕事が増えたからだと思います。回数だけを見ると下がっていますが、仕事の中身が変わった、というのが実感です。

覚えさせるときのコツ

57日やってみて、覚えさせ方にはコツがあると分かりました。

回数が多ければいい、わけではない

ただ、Claudeが動いた回数が多ければ上手、というわけではありません。同じ失敗をやり直して回数が増えることもあります。

使いこなせていると感じるのは、回数そのものより、短い一言で、思っていたところまで進んでくれるときです。昨日なら「この看板、AIっぽくて嫌」で直ってきたこと。支払いや送信の手前で、ちゃんと止まって待っていてくれたこと。

上手に頼もうとするより、
一度覚えさせたほうが、ずっと早い。

まずは、今週2回同じ説明をしたことを、ひとつだけClaudeに「覚えておいて」と言ってみてください。来週の自分が、少し楽になります。

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